さよなら、私の親友（１） 　作：匆匆

いつもと変わらない日々･･･

そう、いつものように騒がしい教室

悲鳴　泣き叫ぶ声　それを笑う人　



中村　　「お前なんて、この世にいなくていいんだよ！！。」

男子　　「そーだよ、早く死ねよ　ばーか！」


蹴る　殴る　ノートを破く　机に落書き･･･


長谷川　奈津美はいじめられている。

理由は特に無い

ただ、うざいから。　見てるとムカついてくるらしい。


私は井上　歌帆

いじめを見て見ぬ振りをしている

そんな自分にイラついてくる。





　　　〜1年前〜


長谷川　「歌帆ちゃーん！！」

井上　　「なっちゃん･･･。」

長谷川　「どうしたの？　最近げんきないね・・・」

井上　　「うん。ちょっと悩み事があってね。」

長谷川　「いって！！歌帆ちゃんがこまってるなら協力するよ
　　　　　だって、私たち【親友】だもんね！！」

井上　　「うんそうだね！それでね････････


　　




長谷川　「きゃっ！！　やめて　やめて！！」

なっちゃんが泣いている･･･

一人の男子が　はさみ　をもってなっちゃんに近づく･･･　　

髪を切るつもりだ･･･


長谷川　「歌帆ちゃん！助けて！！お願い･･･」

クラスが静まる･･･　　助けてあげたいけど･･･

中村　　「おい、井上！　お前がそいつを助けたら、
　　　　　どうなるか分かってるんだろうな･･･。」


長谷川　「歌帆ちゃん！お願い、私たち　【親友】　でしょ・・・



井上　　「お前なんて【親友】なんかじゃない。
　　　　　もう、二度と近づかないで！！。」


　　　　　　　　　　ごめん、なっちゃん・・・・　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く