悪魔の手先 NO.3  作:キョン

悪魔の手先 NO.3

そんなこんなで月日は流れ――――――――――――

私たちは白骨死体で発見され…

「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バッチーン!!という音を立てて出本は弾き飛ばされた。

「おぶふぅ!!」

まぁ今回はこいつにも弁解の余地はないだろう。単純な自業自得だ。

{ナレーさん}さぁ3話で早速置いてけぼりにされている読者に説明させていただこう。

前回助けを呼ぶため叫んだのだがいくら叫んだ所で一向に人は見えず、ここが登山道から相当離れた所なんだということは理解できた一同。

しかしそれが分かったところで何か好転するわけでもなく、一同はあたりが暗くなってきたことに怯えだした水岡を励ますため、何か面白い話をしようという話になった。

そこで出本はとっておきの話「もしも俺たちが発見されなかったら」を発表したのだった。{ナレー終}

「何がとっておきの話よ!!ただ面白がってるだけじゃない!!」

「そうだけど?なにか?」

「おいおい開き直んなよ」

「おいちょっと立てお前、口開けろこの花食わしてやるから」

怒りながらそう言った門戸の手にはトリカブトが握られていた。

「も、門戸姉さん?それはいったい」

「見てわからないの?トリカブトよ。トリアタマにはトリカブトもわからないのね」

「や、ちょっとうまいこと言われるとこっちのキャラがなくなってしまいますのでありましてからにありまして…

 や、そんなことよりいったいそれを何に使うのか聞きたいのでありましてからにありまして…」

駄目だ。テンパり過ぎてる。

「トリカブトって根に猛毒があるのよ」

「や、知ってますけれどもみたいな?」

そこで門戸はにこっと笑い、

「食えやこのクソがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「姉さん!!私も一肌脱ぎますぜ!!」

そう言いながら無理やり口の中にトリカブトの根を突っ込もうとしている門戸を必死に防ぐ出本、

さらにそのすきを狙って出本の口の中にヨウシュヤマゴボウの根を突っ込もうとする変な三角関係ができたのである。

てか何でお前ら根ばっか食わせたいんだ?実の部分で良くね?

そんな心の中で一人突っ込みをしている間に決着はついた。出本は両方の根を口にぶち込まれて気絶していた。(現実はこんな甘くないよ!!これはギャグだからだよ!!)

「つーか門戸もあれ怖かったのか」

「ふーんあなたもトリカブト食べたい?」

「ヨウシュヤマゴボウもたくさん在庫残っていますよ?」

「いやすいません、大丈夫です、はい…」

その在庫はどっから持ってきたんだよ!!という喉まで出かけた言葉を飲み込み、俺は謝った。

「しっかし、これだけで今回の話終わるんじゃねぇか?もしかして」

「そんなはずはないわ。だってこのセリフ書いてるときこのあと○○○○が○○○○をして…」

-------------------------しばらくお待ちください-----------------------------

「辞世の句は詠めた?」

「あの、ホントすみません。はい…」

「このくだり前もあったよな?コピペ臭がするのは気のせいか?」

「きっと書き直してるさ」(注:一応書き直してます。信じない人は信じなきゃいいじゃん)

「お、復活したか毒植物男」

「誰が毒植物男だ、誰が。つーかそんなことじゃなくてお前これからどうすんの? 山だから蛇とかいるだろ?」

ビクッと反応した水岡が言った。

「昔ある登山家が言った。遭難したときにフラフラ歩くのは何があるかわからないから危険ナノダッ!!」

後半の声がなぜか高いのだが?

「あぁ〜聞いたことあるわ、とどまってるほうがいいんだろ?」

人指し指をたててこめかみにあてながら俺は言った。

「せんせ〜い『ナノダッ!!』って言ってた人がナノダ、ナノダ言いながらどんどん進んでま〜す」

手を挙げて門戸が言った。見ると水岡が狂ったように奥へ奥へと進んでいた。

「ナノダッ!!ナノダッ!!」

は蛇でビビったのか案外肝の小さい奴だな。

「ちょっ待てよ!!」

若干○○○○風に出本が止めに行った。

門戸は若干呆れ気味に追いかけて行った。

「ハァー、人の話を聞いてくれよ」

なんか元の目的からずれてる気持ちを抑え込み俺も追いかけに行った。

<悪魔の手先 NO.3完>

=作者より=

はい、前回より随分間が空いてしまいましたがいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は最近この欄がいるかどうか悩んでいるのです。

ぶっちゃけいらなくね? 他の人はおもしろく書いたりしてるけど、俺は面白くないし…

どうですかこれ?いりますかこれ?

いらねぇよクソが!!死ね!!って人は書き込んでください。コメントに。Are you OK?


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