らぶ&ミステリー  作:夢羽


  前人樹を植えて後人涼を得。

 ことわざの中にこんなものがあるが、優奈はそのとおりだ、とあらためて思った。

  −優奈ーこと星月優奈は、本好きで周りからみればとっておきの美少女だ。

  優奈は今図書室にいる。

 中学に入って図書室に初めて来た。

 本棚の端にあった本、「夢北学園の歴史」には、優奈の通う「夢北学園」の昔からある本だ。
  
  こんな分厚い本十分ヒマつぶしになるわ、そう思って開いた本だ。

 いままで優奈は「古学校」としか思ってなかったけれど、

 「こんなに歴史のある学校なんて知らなかった。」とつぶやくほどの歴史だった。

  話が変わるが優奈がなぜ図書室きているかというと、

 1つ目は本が好きだから。

 2つ目は教室がいやだから。

 優奈は、頭が良くて、常に冷静沈着、それにしっかり者で男子からも女子からも人気がある。

 だから、「宿題写させて。」とか「ココの問題おしえて。」とかの話ばっか。

 教室にいるより図書室にいる方が楽しいし楽だ。

  それに図書室は優奈にとって、楽園だ。

 教室と図書室どっちにいく?と聞かれたら、絶対図書室に行く、と答えるだろう。

 優奈は今幸せの絶頂にいる…はずだったが…。

  「優奈〜〜〜。」

 後から声がした。

 「なんだ。ひとか…。」

 ーひとーこと矢薪ひとみ。

 ひとと優奈は、親友だ。

 「なんだとはなによ!そういえばさあ。教室で知也が探してたよ。」

  「知也」というのは、優奈の幼なじみだ。

 小さいころから一緒で、幼稚園からいままでずっと同じクラスだ。

 しかも家は隣どおし。

 くされ縁ってやつだ…。

 「どおせ勉強教えてくれ、とかロッカーの整理手伝え、とかでしょ。いくだけムダムダ。」

 ふ〜ん、という風にひとみも本を捜しはじめた。

 優奈も本に戻ろうとしたら…。


                                 <続く>


コメント

夢羽 2010/05/15 13:15
コメントお願いします!

巫月 2010/11/14 19:24
すごい!!
感動…つうか、スゴイ才能です!!
次回、楽しみにしてます!
頑張って下さい^^

2010/11/19 15:46
ありがとうございます!
これからも宜しくお願いします!!

夢羽 2011/08/11 14:24
間違えました!
↑夢羽です!

sisanan 2011/08/11 15:21
「お」と「う」のミスはわざと?

夢羽 2011/10/16 13:07
はい。
わざとです。
やっぱり変ですかね…?

アイシス 2011/10/16 20:52
いや、友達に冗談無しで間違えてる奴がいてな・・・

夢羽 2011/10/20 18:46
 そうなんですか!

3点 巫月 2011/10/21 20:40
続き、お願いしてもいいですか?

夢羽 2011/10/25 18:39
頑張ってみます!

巫月 2011/10/28 17:32
楽しみにしてます!


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