のびたのバイオハザード ファイル4(終)  作:プニ

最終章
のび太の家
「みんなドラえもんが目を覚ましたぞ。」「ここは?」ドラえもんの意識ははっきりしていないようだ。「ここは2012年の東京さ。」「そうだボクは君にのび太君に会いに着たんだ。そしたら出てくる机を間違えて出木杉君の家に出て・・・」出木杉が家にいない
「逃げられたか。」「みんな一体どうしたの?」「ドラちゃんがウイルスを散布してこの町が
ラクーンシティのようになってしまった。このままだったらここが危ないの」ドラえもんに全てをつげる。「そんなことがあったのか。僕がこの世界を元に戻す。テテテテッテテーもしもボックス〜」それはドラえもんの奥義ともいえる。道具だった。「でもドラえもん、この道具は、命にかかわることとかはできないんじゃないの?」
「大丈夫。誰かの命が代償になれば。」「だれの命?」「この責任はボクにある。だから
ボクのエネルギー全てを注げば、このことはなかったことになる。」それを聞いたのび太は怒鳴った。「ダメだよ。ドラえもんヤット会えたのに、それに死ぬなんて・・簡単に言うなよ。何かほかに手は無いの?」のび太の目には涙がたまっていた。ほかのみんなも泣き出しそうだった。「馬鹿だなーのび太君は誰かの犠牲が必要だからボクなんじゃないか、君の泣き虫は昔から変わってないな。」ドラえもんは悲しげに微笑んで言った。「だからって何で君なんだ。スネ夫でもいいじゃないいか、それに僕は泣いてない目から汗が出たんだ。」

「スネ夫じゃ人一人の命に満たない。のび太君、
いや、のび太!!君も男だろ割切れよ。じゃないといつか死ぬぞ。なあ」
「わかったよ。ドラえもんじゃあ約束して死んでもボクを忘れないって」
「ああ忘れない。」みんな泣いてドラえもんに抱きついた。
「みんな離れてこれから作業するから」ドラえもんは涙ぐんでいった。
「ドラえもんこれ・・・」それはのび太が食べるはずだったドラ焼きだった。
「ありがとう、いただきます。そしてさよなら・・」ドラ焼を一口食べるとドラえもんの目からは涙があふれ
大声で言った「もしも世界が元に戻ったらな」一瞬のび太の視界は真っ白になった。
でも確かにドラえもんのほほえんだ顔が見えた。
エピローグ
のび太は元の世界に戻っていた。しかしのび太があの世界での出来事は覚えてない。
「のびちゃんご飯よー」「はーい」のび太が下に行こうとしたとき、手に何か握っていた。
「何だこれ。」それはドラえもんが書いた手紙だった
         〜のび太くんへ〜
君がこの手紙を読む頃には僕はもうこの世にいません。
あの世界では、僕はひどいことをしてしまったので償わなくてはなりません
君は不思議そうに読んでるだろうけど・・・
もっとのび太君と一緒に居たかったけど・・・
       それも叶わない夢となってしまいました。
     どうか、自分に負けず、人に頼らず、心を真直ぐに
          生きて欲しいと思っています。

   追記:おやつのドラ焼き全部食べちゃいました。ごめんなさい、それとしずかちゃんに思い告げなよ。
のび太の目には大粒の涙が出た。「のびちゃーん早くしなさい遅刻するわよ。」
「ハーイ、今いく」のび太は涙をぬぐい急いで学校へ向った。
「ドラえもんボクには仲間がいるもの。」少年は大人へと近づいた。
この時まだ黒い影は潜んでいた。
おわり


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