僕のみが知る答えが、  作:泥兎



悲しさに埋もれる僕を惨めにさせないで


その鋭い目付きで僕を貶さないで


僕はきっと誰よりも傷つくことを恐れている
だけど、その意味を知ろうとはしない


(それは何故?)


傷なんて見せれば誰かが気づく
ただ僕がそれを見せようとしないだけ


(何故涙を隠すと言うの?)


何故? 何故? 何故?


問いかけても答えなど誰も言い当ててはくれないだろう

だってその答えを知るものは、もう昔から僕の“心”に存在していたのだから


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