最後の日 　作：ミシェル

私はずっとあなたをおいかけてきた
ずっとずっと、あなたに振り向いてもらいたくて。
あなたと友達になれた日は、どれだけ嬉しかったことだろう
あなたとたくさん一緒にいれた日は、どれだけ楽しかったことだろう
もうちょっと
もうちょっとであなたの背中にとどくのに


あなたとあえる、最後の日。
いままでの１０年間。がんばっておいかけて
やっとふりむいてくれそうなのに・・・
さみしくて、さみしさにおしつぶされてしまいそう
まってまって
また、またはなれてしまうの？
私は泣きじゃくるしかなかった
まってといってもいってしまう
ひきょうなてはあなたにはつかいたくない
泣いてる私の背中をさすってくれるあなた
あなたのそのやさしさが、笑顔が、声が
大好きなの
さようなら
そういいたいのに
いえないよ
涙が止まらなくて言えないよ
まって
さようならだけは
さようならだけはあなたにいいたい
まって、まって


結局いえずにあなたはいってしまった


あれから１５年。
どこかのお話みたいに、あなたは来てくれないの？
ずっとずっと待ち続けて
来てくれるのをずっとまってた
でもやっぱり
あなたはきてくれなかった
いいんだよ。それで。私は、絶対に、幸せをつかんでみせるから