僕を殺された。  作:りぱ



夜中、窓を開けたら殺し屋さんが立っていた。
まるで僕の心を全てお見通しのような顔をして。
彼は僕の目をじっと見るだけで此方へ来ようとはしない。
「頼みごとがあるのです。
どうかアイツを殺して下さい。」
僕は二階の窓から身を乗り出して必死に彼に求めた。
気が付けば僕は死んでいた。


小さな光欲しくて携帯電話を開いた。
何度も何度も何度も。
カーテンを開く勇気はないから。
痛く干からびた目をこすることさえ怖くて。
今日もこのまま死ぬの?
殺し屋からの連絡も出会った日からこないから。
独りが好きだと言っていた僕を見捨てただけなのに。
「僕を殺して」と叫んだ。
裏切り者は嫌いだとオマエは善を振りまいた。


コメント

りぱ(作者) 2010/11/14 16:51
コメントお願いします。
どんなものでもよいです。
「わけがわからない」とか。
アニソンとかつくりたい。




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