考えが纏まらない 作:兎神
何かを書こうとしていたのに誰かに理解してほしい、その気持ちが邪魔をする
自分が最初に書こうとしていたものは、誰かの事を思うたびに変化する
それから慌てて誰かに理解なんてしてもらわなくても良いと思うが、様々に変化しすぎて最初が思いだせない
思い出そうとしている内に様々に変化したモノに更なる変化を思い付く
良い方向に持っていこうと、そんな気持ちが絡まっていく
でも考えの途中で疑問に思う
「良い方向」とは何なのだろう……と
何をもって「良い」と決めつけて考えていたのだろうと、その考えがまた新たな考えを生み
様々に考えていた考えを放棄して、新たなスタートを得てしまった
その時に、最初は最初ではなくなった。 過去の最初になった。
過去の最初は既に消えていて、それに気がついた時思う。
「忘れる程度の考えなんて、思いだす必要あるのかな?」……と
コメント
2点 aIsis 2011/09/04 11:14
過去は思い出すものではなく、振り返るものです。
それを忘れたという事実もまた過去なのではないでしょうか。
過去を忘れたのが悪いことではなく、思い出そうとしない・・・つまりは振り返ろうとしないことが悪いことなのではないかなと思います。