TAIGA #01〜今日という日〜  作:ざきさん

 僕の名前は山埼代我、中学一年だ。ある日、僕はいつもと違う朝を迎えた。
代「おはよ〜城保」
城「おはよ〜!!」
 〜こんな、何も変わらぬ朝に見えるが……
  なぜ、これが、『いつもと違う朝』なのか……〜

♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪
城「おい代我!先生くるぞ!!」
男1「今日、転校生くるらしいぜ!!」
男2「やっぱ転校生っていえば可愛い女子に限るぜっ」
〜そう、『違う朝』とは転校生のことである……〜
先生「お〜い!今日から転校生来るからくれぐれも悪口とか言わないように!」
  「よ〜し、入って来い!紀癒戸!」
  ガラァ…
そこに現れたのは、今までの女子よりも可愛く元気なイメージがある女子だった…

すると男子が…
男2「お〜い! この娘(こ)、俺のめっちゃタイプ!!」
男3「今日の放課後さっさとあの娘(こ)の机の中にラブレターいれちゃお〜ぜ!!」
男2「それ、えぇなー!」

 "可愛い女子"なだけに、クラスの男子大半が騒ぎ始めた…
するとやっぱりいじめ嫌いな先生が、
”ゴラァ男子!!!あんだけ最初にいじめんなつってただろーが!
  それなのにお前ら男子は…!!”

そして三分後、先生の怒りが収まると、自己紹介が始まった……
先生「そんじゃあ、始めるぞ、
    自己紹介出来るか?」
と聞くと、転校生は
紀「ハイ!」
と答え、
紀「私の名前は、紀癒戸 雛です!!」
と元気に答えた。
そして先生が…
 ”誰か、紀癒戸さんに質問ある人!”
……と、質問タイムが始まった。
女1「前の学校では何部だった?」
紀「科学ですっ」
女2「それなら、ここの学校でも科学すんの?」
紀「ハイ!」
男4「好きな@アイドルグループ
      A食べ物は?」
と、複数の質問にも、
紀「@SURU−MAPPUで、A美味しいものなら…なんでも」
と、すらすら質問に答えていった、すごい返答ぶりだった。
質問は…まだまだ続いた。

男5「特技は!」
紀「@いっきに5つのどんな質問にも答えるA腕相撲でだれが勝つか予想
  B魚好きなので、魚の肉食べ比べです!」

そして、僕の人生を変える質問が来た……
代「彼氏…は…?」
紀「…こちらこそ、彼女は…」

なぜか、大胆にも初日に告白された…
代&紀「付き合っては…ないです…」

それが…言うなれば、新しい日のスタートであった。

#01 完



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