俯いて歩いてた 作:朔。
「今」歩いている道は正しいのか
「未来」を決めたこの道は確かなものなのか
歩いてきた「過去」は自分の為になったのか
自分に自信がなくて
自分に自信が持てなくて
少女は一人、俯いて歩いていた
「今」居る場所はどこなのか
「未来」に行きたい場所に此処から行くことは出来るのか
自分が居た「過去」は得てして胸をはれる場所だったのだろうか
自分の居場所を見失った少女は一人、俯いて歩いていた
やがて少女は確信する
自分は何も出来ないのだと
自分は誰からも必要とされず
人間として“出来損ない”として生きる運命にあるのだと
ずっとずっと俯いて歩いてきた少女はあるとき転ぶ
『――もう、駄目だ』
彼女はそう呟き、初めて前を見る
そこに広がっていたのは
自分を必要としているセカイだった
彼女は少し躊躇った
そして
以前とは違う何かを確信し
暖かな光に飛び込んだ
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詩のような小説のような…
自分は駄目な人間だ…と思っている人ほど、周りには支えている人が居る、ってことを気付いたときに考えたものです。
駄文、失礼しました。
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