にげみち  作:彩

辛く苦しい場所からの

逃げ道を見付けた。

狭く小さな逃げ道。

それは近い様で遠くて。

その道に足を進めてしまえば
きっと二度と本当の自分に戻れない

でも、逃げたくて仕方がなくて。
僕はそこへ足を踏み入れた

そんな僕を馬鹿にする人は
沢山いた。

僕を助けようとしてくれた人もいた。

そんな中…

僕を救い出したのは君

僕を絶望させたのも君だった。



『逃げ道の先に居たのは結局貴方でした』



逃げ道を通らなくても、
その先に居たのは…

君であってほしい。



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