受験生物語 - 第一話  作:ヨワモノ

この物語は、進研ゼミ中学講座の提供でお届けします。

キーンコーンカーンコーン

先生「はい。今日はこれでおしまいです。あ、今から、進路希望調査を配ります。期限はプリントに書いているから、絶対に忘れないでね!!」

生徒@心の声「はぁ、行きたい高校も付きたい仕事も、行きたい大学も、今後の人生何にも考えてないや…どうしようかな・・・」

先生「もし進路に迷ってるなら先生に相談してね。あ、進路相談室もあるから行ってね。職員室の横にあるから。」

生徒@心の声「はぁ、もうなんもしたくないや。。。」

---数時間後---
生徒「ただいま〜」

母親「お帰り〜あ、進路希望調査もらってきてるでしょ。見せなさい。メール来てるわよ。」

生徒「へ?そんなんもらってへんで??あ、進研ゼミや。お母さん、進研ゼミ始めてくれたん??」

母親「あんたがやりたいやりたいって騒ぐからやん。んで、どうせ手紙隠そうって思ってるんでしょ。」

生徒「ごめんなさい。はい。でも、正直今後の人生なにひとつ考えてないから、書かんでええで。」

母親「コラーーーーーーーーーー。ちゃんと提出物は出しなさい!!提出物出さんと高校にもいかなかったら、この家追い出すわよ!!って、逃げ足だけは早いんだから全くもう。」

---一日後---
友達A「え、お前ゼミ始めたん??成績悪かったっけ??」

生徒「高校受験のために親が始めさせてくれたんだ。決して成績は悪くなかったけど。」

友達B「なんか高校講座とかになったらipod touchが無料でもらえるらしいで。俺も進研ゼミやってんで。」

生徒「マジか。一緒に進研ゼミで頑張ろうな。」

---進路希望調査提出日前日---
先生「おい、進路希望まだやろ。どーしたんや。悩んでるんやったら先生にいい。」

生徒「実は、行きたい高校も行きたい大学も就きたい仕事も、何にもないんです。だから、進路希望なんて何も書けないんです。」

先生「そんなん言ったら、ずっと中学に通うことになるぞ〜(笑)。高校行ったら就きたい職業なんかたくさん考える機会あるぞ。とりあえず、高校入学意思はあるってところにチェックいれとき。」

生徒「わ、わかりました。ありがとうございます。」

生徒@心の声「お、おせっかいしやがって。。。でも、永遠の中学生ってのは気持ちわりーや。やっぱどっかの高校にはいかなあかんねんなぁ。。。」

---その日の家にて---
父親「おい。何にもやりたくないってどういうことや。」

生徒「受験なんてしたくないし、つきたい仕事もないし、だから何にもやりたくないんだ。」

父親「それでも、高校だけは何が何でも行け。とりあえず、高校入学意思はあるってとこにチェック入れたから、明日これを先生にちゃんと出せよ。」

---翌日の学校---
先生「ついにそろったか。でもお前が一番最後だぞ〜(笑)。これから高校のことについて一緒に調べていこうな。」

生徒「は、はい。先生って、高校受験したんですか?」

先生「したよ。というかね、高校受験せんと先生なれたら神だぞってか、神でも無理かな。」

生徒「へ、へぇ。」

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次回へ続く
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これが第一回です。
進研ゼミ中学講座を登場させましたというか、高校講座まで登場したな。。。ipod touchが無料なのは進研ゼミ高校講座ですからね。
さて、この生徒はどの高校を受験するのでしょうか。
これは、生徒と先生との二者面談、そして保護者を交えた三者面談で決まっていきます。

この物語は、進研ゼミ中学講座の提供でお届けしました。次回の更新をお楽しみに


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