思いつき  作:梅の本

弓道やらない?
母から聞かされた謎の誘い。
一瞬何だか良く分からなかった。
頭の中では骸骨が弓道の練習をしている。あれ? なんか違う。
弓道? あの弓道ですか!? しゅっ! さくっ! ってあの!?
うわわわわわ。ちょっと待て、落ち着け、そうだ、もっとインパクトのある奴を思い浮かべろ。
隣のクラスにいるリフォームの匠を思い浮かべるんだ。
うわー! 教室に乗り込んで着た時の事思い出しちゃった!
これで大丈夫、少なくても落ち着いた……。
うわー! 今度はリフォームの匠をさっきの骸骨が撃ってるぅ!
現実逃避もここまでにしておくか……。
で、何だっけ。
ああ、そうだった。母が弓道やらんかワレーって話だった。
急にこんな事を言い始めるのは今回に限った事では無い。
サッカー流行ったときはサッカーしようかみたいになって、テレビで水泳をやればはっはー泳ぎな!
みたいになる。ついカッとなってやってしまうようだ。
でも今は弓道なんて何にもなかったはず。
無視だ無視。
もしくは……やっぱ無視。話に行ったら一方的に話しかけられてオワタした経験がある。
暫くすれば忘れるから。


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