中学一年の思い6  作:モノ

恐らくカッターかケータイだと思われる。
観察しながらポケットから手を出すのを待っている。この間に攻撃するなどという事はしない。飽くまで正当防衛にするためだ。ちゃんと塀の陰から虐められっ子に撮影してもらっている。
親玉がポケットから手を出した。その手に握られているのは、カッター。かなり新しい。今袋から出したのか?
親玉は、ちきちきとカッターの刃を最大まで出し、走り出した。
距離はそれほど離れていないが、何故か全力疾走をしている。
カッターの刃は小さい。攻撃するならその小ささを活かした細かい振りだと思うが、そんな事も考えつかないのか、親玉は腕を振り上げていた。
自分の目の前に来た所で上げた腕を思いっきり振り下げた。
刃は下を向いているので処理は簡単だ。左手で横から弾き飛ばすように腕を振る。それだけで刃物を持った親玉の手をどうにか出来た。
後は簡単でがら空きになった腹部に右のストレートを入れ、親玉がよろめいた所に足払いをして親玉を倒す。正当防衛なのでオーバーキルはしない。
やけにあっさりしていると思った。
だがAとBが気絶しているのも親玉が悶絶しているのも事実だ。


コメント

モノ 2012/07/10 22:18
ホントに連投すいません!
時話で終わらせます!

3点 ハロー 2012/07/13 18:54
オーバーキルとかw
響きがいいですね〜


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