第1章 ジョンと暗黒の黒歴史 PART1  作:ムニムー

 朝、小鳥が電線に止まり、ラブコールをしている時、1人の少年が生まれた。その少年は、体が茶色っぽく、全身に毛の生えた子だった。その子は、あまりにも自分の体がキモく、両親に捨てられた―。
 ピロピロピロピロピロ・・・・・・
「もう朝か・・・。また最悪な日が始まる・・・。」
押入れの中でジョンが言った。いつも通りの日課。変わることのない日々。ジョンは、今年で8歳になる。両親にキモイと捨てられ、毎日いじめにあってきた。
「おサルはなぁーぜここにいる?動物園いってらっしゃーい。」
 多くの大人に、多くの子供にいじめられてきた。
「もうやだよー。」
 ジョンは、育ての親にもひどくいじめられた。育ての親は、ジョンの両親のいとこにあたる人で赤ん坊のときから育てられてきた。その親は親バカで、何かと私たちのデビーちゃんは・・・と8年間いい続けてきた。
 その生活に異変が起こったのは、ジョンが8歳の夏、一通の手紙が届いたときだ。

 ジョンは、ボーヅ校の生徒です。来年4月に、ジョンを預かります。 ドア・ベス

「なんだこれは!」
バーンがわめく。
「だれがこんなやつに・・・」
「絶対に行かせない!」
ジョンは、ビクビクしている。3人がジョンをジロジロ見ている。ジョンがその手紙を見ようとすると、デビーが手紙を灰皿の上で焼いた。
「あぁ!」
ジョンは思わず言ってしまった。お前には関係ないっとでも言うように、ジョンをにらみつけた。
「僕の手紙だ!」
ジョンは負けじとにらみ返したが、3人に殴られた。そのころには、殴られるということに慣れていたジョンだが、痛かった。
「あぁ!痛い!」
ジョンは思わず声を張り上げた。
「フン!」
デビーは鼻でジョンを笑い、ジョンの顔にツバを吐いた。
「ここに入っとれ!」
バーンはジョンを押入れに押し込んだ。ジョンは、手紙を読むのをあきらめた・・・
「あいつのあの感じだとあいつにとって都合が悪いことだな・・・」
ジョンは、いろいろ考えてみたが、つじつまが合わなかった。
 そんなことがあって1週間後・・・
 バーン一家とジョンは、バーンの運転する車に乗り込み動物園に行った。
 動物園で何気なくみたサル小屋で、サルと目があった。
ジョンは、ビクッとした。なぜなら、ジョンと目のあったサルは、言葉をしゃべったからだ。
「あー、すっごくイライラする・・・」
「!?」
しかし、ジョンは、デビーにいじめられていたせいで、ムシャクシャしていたから、デビーといるよりも良いと思い、さくごしにサルに言った。
「どう、元気?」
サルは言った
「ぜんぜん。」
と首を横に振った。
「そーだろうね・・・」
サルは激しくうなずいた。
「ところで、君はどこから来たの?」
サルは、sくの横を指で示した。ジョンが覗くと

 アフリカ産 コンボ共和国 メガネザル

と書いてある。
「良い所?」
ジョンは聞いた。メガネザルはもう1度示した。

 動物園生まれ

「ふーん。なら、知らないんだね。」
「ああ。1度でいいから行ってみたい。」
メガネザルは言った。
「デビー!バーン!サルが!ああ!」
ピエズが叫んだ。
デビーとバーンは、それなりに走ってきた。
「どけ!」
ジョンは、5メートルは飛ばされた。
「チッ!」
ジョンがそう言ったとたんに、さくが変形しサルが出てきた。そのことにびっくりした、デビーとバーンはサルのさくの中に入ってしまった。2人が入ると、hんけいしていたさくが元に戻り、デビーとバーンは閉じ込められてしまった。
 ジョンは、キモイという高くて小さな声を聞いた。
「オレは、アフリカへ行くぜ!キキッ ありがとうよ!アミーゴ!」
「よかったね」
ジョンは心からそういった。
 飼育係の2人は、!?という状態だったし、サルのさくに入っている2人は、口をパクパクさせている。園長は、デビーとバーンとピエズに入れてもらった紅茶を飲みながらも、何かブツブツ言っていた。
 その不思議な事件から3ヶ月後・・・
 バーン一家の屋根の上に一羽のワシが止まっていた。そのワシは、一通の手紙をくちばしにくわえていた。その手紙をワシは郵便ポストへ入れた。
「ブチッ」
バーンの頭から湯気がたっている。
「おい!またドア・ベスなんつー頭のいかれたやつが手紙なんかよこしやがった!」
バーンは手紙の内容なんか見ずにまた灰皿の上で焼いた。
 バーンは、とてもイライラしている。そのイライラは、ジョンに向けられた。
「てめえが生きているから・・・頭のいかれたポンチ野郎が手紙をよこすんだよ!」
ジョンを殴る。
「ガス!ドカ!バキ!グチャ!バン!ドン!」
バーン一家からは、1日中いやな音が聞こえた。
 次の日の朝、ジョンは、体が腫れ上がり、この世の生物とは思えないような肉体になってしまい、2ヶ月の間、体が動かせなかった。その2ヶ月の間に、手紙が毎日来た。ドア・ベスかららしい。毎日、バーンとデビーは、灰皿の上で焼いていたが、1日3回、朝、昼、晩と一通ずつ来たものだから、焼ききれなくなり、バーンはイライラがバクハツ!
「このくそヤローが!!!」
とブチ切れ、
「どっかいけ!くそワシめ!」
と手紙を運んできたワシに石を投げつけ、ライフルで・・・
 ズドーーーン
「ああ!」
ジョンは思わず叫んでしまった。一方バーンは、
「へっへっへー!おい!今日のメシだ!」
!?
・・・・・・その日のDinnerは本当にワシの焼肉だった。
 しかし、手紙はなくなるどころか、3倍に増えた・・・
 とうとうハーンはクレイジーになった。
「引っ越ーす!」
「はあ?」
「どこに?」
「はっはっはー!レユニオン島だ!」
バーン以外の3人は頭の上に「?マーク」・・・
「どこそこ!?」
ジョン達は叫んだ。


コメント

3点 mussi- 2009/10/13 17:27
ちゃんと書いてくれたようだね!


名前
評価

Novel Place CGI-Sweets