男子高校生の悲劇 作:ゆゆ
「・・・はぁ」
誰もいない教室で一人ため息をつく
なんで俺がこんな仕打ちを受けなければならないのか
あんなことならOKしておけばよかった
この少年がこんなに落ち込んでいるのは訳がある
〜〜〜〜1時間前〜〜〜〜〜
「ちょっと葉月〜話したいことがあるんだけどぉ〜」
俺に話しかけたのは女子のリーダー的存在の下村美優(シモムラミユ)
「・・・なんだよ」
俺が読書しているときに話しかけんなよと
怒鳴りたいとこだがそこを抑える
「あんたさぁ、奈々のこと振ったでしょ」
奈々とは森西奈々(モリニシ ナナ)のことである
森西とは明るく優しい誰でも好印象をもてる女子である
「ああ昨日、告白されて振ったけど」
バシッ!!
「あんた最低!!」
頬が痛い最悪、下村に殴られた
「はぁ?」
「「はぁ?」じゃないっつーの!!奈々泣いてたんだよ!!」
と下村がヒステリックに泣きわめく
てかなんで泣くんだよ
おまえ俺に振られてねぇだろ
「おい、お前らなにしてんだ」
俺らの騒ぎを聞きつけた先生登場
空気読めよ
あれ、先生から見れば俺悪者じゃん
ああ、理不尽だ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というようなことが1時間前にあった
反省文3枚とかふざけんなよ
こっちが被害者なんですけど
たぶん結構、騒いだから学校にひろまっただろうなぁー
そんなことより早く反省文を書かなければ
反省文を書く手を早める
少年は知らなかったのである
少女の計画通りなことを
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