正の感情と負の感情 作:キョン
世の中にはこんな人がいる。
「辛いことがあるなんていや!」とか「嫌なことなんてなければいいのに!」という人である。
これは、「負の感情があると幸せになれない。」という考えである。
自分も前まではこの考えだった…。
学校の帰り道、自分はこのことについてふと考えてみた。
本当にこの世に負の感情がないと幸せなのか?
その考えとはこのようなものだ。
「負の感情があると幸せになれない」ということは、言い方を変えると、
「負の感情がないといつも幸せになれる」ということだ。
しかし本当にこの世に負の感情が無く、常に「嬉しい」とか「楽しい」という感情だったらどうなるか?
そうなると、「嬉しい」や「楽しい」などの感情は当たり前のことになってしまい、なにも感じなくなるのではないか?
例えば人間は常に呼吸をしているが、そのことに関して何か感じることは少ないだろう。
なぜならそれは「当たり前」のことだからだ!
つまり「この世に負の感情がなければ、正の感情もなくなってしまう。」ということである。
長々と書いてきたが、自分は何が言いたいのかというと、
「負の感情がない世界が幸せなのではなく、正の感情と負の感情のバランスがとれた世界が本当に幸せな世界だ。」
と言いたかったのである。
コメント
3点 kana 2009/10/02 21:48
そのとおりですね!!
3点 音 音音 2009/10/10 20:57
哲学的ですね。
あなたの作品、楽しめそうです。