放課後の教室 PART1 作:キョン
僕は山口 零(やまぐち れい)みんなにはゼロって呼ばれてる。
これから話すことはそんな僕が、実際に体験したお話である。
皆さんは学校の七不思議って信じるだろうか。
僕はこの日もいつもの通り学校に登校していた。
でも今日は少しクラスが騒がしかった。(とはいっても、いつもあり得ないくらい騒がしいんだけどね)
クラスメイトが僕に気付いたようで近づいてきた。
???「おい知ってるか、今日転校生が来るんだとさ」
知るわけないだろ、今来たんだから。というツッコミはさておき、
ゼロ「転校生?」
???「ああ転校生だって。すげくね?」
普通だバカ。まだ始業式が始まって1日しかたっていないだろ。なんかの都合で来れなかったとか、そういう話だろ。
あぁ紹介が遅れたが、俺に話しかけてきたこのバカ丸出し略してバカ丸は天童子 浩介。(てんどうじ こうすけ)
みんなにはコースケって呼ばれてる。
こんなことを読者に解説してるとき、もう一人クラスメイトが近付いてきた。
???「それがさぁ、女子らしいんだよ。どう思う?」
何が「どう思う?」だよまだ顔も見てねぇだろうが。
このバカ丸2号が安部 天明(あべの てんめい)なんでも、あの阿部晴明の子孫らしい。
通称テンと言われている。(前テンテンと呼ばれて、一番最初に呼んだやつが自殺未遂をしようとしたことがあった。怖っ!)
その時に2人の女子が俺たちに近づいてきた。
???「まぁ、あたしよりかわいいわけないけどね」
この人をいらだたせるしゃべり方のやつは北川 白姫(きたがわ はく)かなり珍しい名前だ。ていうかこんなのいないだろう。
みんなにはハクと言われている。(女子はハーちゃんとか言ってるらしいけど)
確かに顔はいいが、性格がなんか強気で女子っぽくない。
???「まぁ、いつも自信たっぷりですのね」
このお嬢様キャラを漂わせる人は片城 麗蘭(かたしろ れいらん)
海外にまで発展している人気ブランド[REYRAR](レイラーと読む)の社長の子供という、この学校きっての大富豪だ。
学校に一人はこういうやついるよね。みんなにはランと呼ばれている。
顔もハクには及ばないにしろ、モデル並みだ。(ならハクはどーなのかっていうと、言うまでもないよな)
性格もいいし、こういうやつが俳優とかアイドルになるんだと思う。
実質ハクとランはどっちが告白された回数が多いかというと、ぶっちぎりでランだ。(ハクに告白するのはドMか相当の物好きか面食いだ)
ちなみに、ハクは自分の地位を脅かすようなかわいい子は大嫌いだが、なぜかランとは気が合う。それもランの性格からだろう。
テン「いやいやわかんねーよ?もしかしたらお前ぬかれるかもしれねーよ?」
は〜い、さっそく地雷踏んだバカがいるよここに。さすがバカ丸2号、空気読むね(読もうとは思ってないだろうけど)
ハク「あぁ〜ん?なんか言ったか?テメェ」
テン「いえ何も………」
ハクは空手9段、柔道9段、女子プロレス関東大会優勝という記録を持っている。
なのでこれに太刀打ちできるのは俺くらいしかいないだろう。(俺は空手9段、柔道9段、剣道10段、男子プロレス全国制覇という記録がある)
でもこの記録はのことは俺以外誰も知らない。言うと自慢してる感じになるからだ。先生も自分の表彰などは、放課後に賞状を渡すだけにしてくれている。
だからこの学校で歯向かうやつはそうそういない。
そんなこんなしているうちに先生がやって来た。
〜今回はここまでです。〜
コメント
3点 kana 2009/10/03 18:25
面白そう♪早く続きが読みたいです!!