放課後の教室 PART6 作:キョン
怪物を探し始めた俺とハクは震えていた。
ユキギク「そっちの怪物は給食室にいるはずですよ」
そう言われて来てみたら、給食室の電気が付いているではないか!!ヒャァァァァ
いや待て!給食室の人が残っているのかも!!
ハク「それはないわ」
ゼロ「何で心読めんだよ」
ハク「だって今日は入学式だったでしょ。だから先生たちも早く帰ってるの(説明などがあるので、今日の仕事を昨日していたから)」
ゼロ「じゃああれは…本物の怪物ってことか」
次の瞬間!!
「ダッ!!」
「ガシッ!!」
ハク「どこ行くの?」
ゼロ「大丈夫だから、すぐ戻ってくるから。あのあれだ豆腐買ってくるだけだから」
ハク「何に使うきだぁぁぁぁ!! ゼロォォォォあたしたち二人で頑張ってきたじゃない!!」
ゼロ「何をだ何を!! 俺はただお前に振り回されてるだけだろうがっ!!」
ハク「じゃああたしも連れて行けぇぇぇぇ!!足がすくんで動けないんですぅぅぅぅ!! 助けてくださいぃぃぃ!!」
ゼロ「何でそこだけ乙女なんだぁぁぁぁ!! お前男女だろーがぁぁぁぁ!!」
などと話していたら、
???「ヴァァァァァァァ…」
ハク&ゼロ「はうぁぁぁぁ…(かすれ声)」
そしてお約束
ハク&ゼロ「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!!!!!!!!」
そう叫んだあと俺たちは一目散に駈け出した!!
ハク「あれってあれだよねあれぇぇぇ!!!」
ゼロ「わからんっ、わからんが99%そうだろう!! だって灰色だったもん! いろんなの混ざってぐっちゃぐちゃだったもん! 別の生命体だったもん!」
ここまで全速力で走るのは久しぶり…などと考えている場合じゃない!!だって…
怪物(残飯)「ヴァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ハク&ゼロ「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゼロ「なんか追っかけてきてんだけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! 決めたっ俺はもう食事を残すこととお前との付き合いをやめる!!」
ハク「そんなこと言わないでよぉぉぉぉぉぉ!!私たち二人で」
ゼロ「頑張ってねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
そのころ文房具チームでは…(ここからはコースケからの視点で行きます)
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コースケ「なぁ、お前ほんとにいると思うか?」
テン「いるんじゃないか? お前と行動し始めてから妙な気配を感じてるからな」
まじでか?こいつ陰陽師の子孫だから妙なところですげーんだよな。
コースケ「ふーん、お前が言うんだから99%間違っていないだろうな」
テン「……いや、100%だ」
コースケ「え?」
テンはそう言いながら、俺たちが向かっていた図工室を指差した。(ちなみに文房具のほうは、図工室にいると言われたから来たのであって、適当ではない)
その先には鉄やら木やらプラスチックやらの混ざった、カラフルな体の謎の生命体がいた。
コースケ「ええぇぇ得ぇぇぇ餌ぇぇェ江ェぇ!!!」
テン「ちっ、本当に出てきやがった!!」
そう言うとテンは、巻物みたいなのを腰から取り出した。
コースケ「何だよそれぇぇぇぇ!!!!」
テン「これは俺が陰陽術使うために使用する道具だ」
そこには墨でいろいろな武器の絵が描かれていた。
テン「俺は安部晴明の子孫だが、もう血が薄くなっている。だから普通に陰陽術を使うことはできないんだ」
そうなんですか!! それよりあっちをどうにかしてくれぇぇ!!
テン「俺の両親は少しでも陰陽術を残したかったらしい。(俺の親は陰陽術を使える)だから、科学の力を取り入れてみることにしたんだ」
それより早くあっちをどうにかしてぇぇぇぇ!!
そのとき奴はこっちに気づいたようだ。
文房具「ヴガァァァァァァァァァァァァァァ!」
ここからあそこまで500mくらいだ。イヤァァァァァァ殺されるぅぅぅぅぅ!!
コースケ「んhなんふぁsgふぁsjbfかwvfvf;gぱth!!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
テン「そこで俺の親は、電気と陰陽術の力の源の研究を始めた。だが何も分からなかった」
コースケ「hなgファイて;bもあmt8mqy845275んヴヴぁ!!!!!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
テン「そして俺が小学3年の時、俺が勝手に実験室に入り、俺の父と母が実験のために、陰陽術の力を放出しているところに電気を流しこんでしまったんだ。
正確にはつながっているコンセントの片方を投げてしまった。というべきだな」
コースケ「72h63cbが。jk。vf。差mr部位0q9rン72:q9!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
テン「だがそれは予期せぬ事態を生んだ。その力が具現化したんだ。どうやら俺は、電気を通すことで陰陽術の力の源を具現化できるんだ」
コースケ「87ンh8あwgf・v場hrZ+nr 2なrンrn@mj!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
テン「そこで俺の父と母は、陰陽術の力の源を込めた武具の絵を描いた。墨で書いたのはそのほうが力が高まるらしい」
コースケ「73bんかgfら・;お@いあ「具顎あhrrmじゃ¥c!!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
テン「だから俺は体に電気を溜めることにした。無理やり電気を流しこみ、陰陽術の力の源で放出を防ぐんだ」
コースケ「87hばfvg;んm¥;じmんま」−tん7あbtに!!!!!!!!!!!!」←声にならない悲鳴
この時すでにあいつは直前まで来ていた。あ、死んだな俺。
テン「つまり、その電気をここに通すとっ」
そう言いながらテンは巻物に手をあてた。そして…
「バリリリリリッ!!!!」
鋭い稲妻が走った。そしてあいつの手にはでっかいブーメラン(みたいなの)が握られていた!!
テン「こうなるんだよっ!!」
俺は信じられない。信じられるやつはここに来てくれ!
文房具「ヴヴ…ガァッ!!」
奴はテンに飛びかかった。テンはそれを防ぎ、切りつけた!!いや、斬りつけたのほうが正しいな。
文房具「ギギッ!!」
あいつは少しよろけていた。なるほど、あれは刀なのか。
テン「おいお前にはこいつだっ!!」
そう言うと何かを投げてきた。おそらく今また何かを具現化したんだろ。
コースケ「棍棒?」
何で棍棒なんだ?
テン「お前はバット使いなれてるだろっ!!」
言われてみればバットに似ている。
コースケ「よっしゃぁ! やってやるぜぇ!!」
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そのころ花のほうでは…(ここからは少しだけユキギク目線で行きます)
ユキギク「ありましたか〜?」
ラン「ないですね〜、第一白い花がないですもの」
ユキギク「そうですよね〜…どうします?」
ラン「とりあえず逃げればいいのではないでしょうか?」
ユキギク「へ?なんで?」
そう言うとランは後ろを指差した。そこには何かから必死に逃げるハクとゼロがいた。
ユキギク「お〜い何してるんですか〜…って何か後ろにいませんか?」
ハク&ゼロ「ほんとに残飯の怪物いたぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ユキギク「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」
それが聞こえると私とランさんは逃げ出した。そこに二人も追い付いてきた。
ユキギク「なんですかあれぇぇぇぇぇ!! いったいどんな経緯で逃げてきたんですかぁぁぁ!!」
ゼロ「それは…」(ここからゼロの回想に入ります)
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ハク「おいどーすんだ!! このまま逃げてても意味ねーぞ!!」
ゼロ「よしいい考え思いついた!! まず俺が豆腐を買ってきて…」
ハク「何で豆腐だぁぁぁぁ!! それを何に使う気なんだぁぁぁ!! どんだけ現実逃避してーんだテメェはよぉぉぉぉぉ!! 買うなら私が行く!!」
ゼロ「テメェも逃げて―んじゃねぇかぁぁぁぁ!! じゃあこうしよう、まずお前が土下座してる間に俺が豆腐を…」
ハク「何でそこまでして豆腐を買いたがるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ゼロ「違う違う、今度は買うんじゃなくて食べるの」
ハク「余計何も変わんねーだろーがぁぁぁ!! 豆腐をむしゃむしゃする前に私がむしゃむしゃされるわぁぁぁぁぁぁ!! 何そのどや顔!! 腹立つっ、めっちゃ腹立つ!!」
ゼロ「うっせーよ!! どうせお前この先ロクな人生ないんだから、俺に人生を譲れ!!!」
ハク「テメェが譲れぇぇぇぇぇ!!」
ゼロ「お前だ!!」
ハク「お前だ!!」
ゼロ「お前だ!!」
ハク「お前だ!!」
ゼロ「お前だ!!」
ハク「お前だ!!」
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ゼロ「とまぁこんな具合に…」
ユキギク「あんたらバカかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!! 何やってんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
ゼロ「怖ぇんだから仕方ねーだろっ!!」
ユキギク「黙れこのど腐れバカがぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゼロ「豆腐だけに『腐れ』?」
ユキギク「うまくねーから!!!! ほぼ意味わかんねーから!!!! それを聞いた読者の『?顔』が目に浮かぶわ!!!! マジで黙れ!!!!」
ハク「ねぇこれからどうするの?」
ゼロ「とりあえず、あいつらと合流しよう。テンなら何か持ってそうだからな」
ラン「そのほうがいいですね。こっちです!」
そうして俺たちはあいつらと合流するために図工室へ向かった…。
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